【骨折記録⑤】大学病院への転院そして変形治癒の診断

セカンドオピニオンからあっという間に、大学病院へ転院する事になりました。

我が家の息子は4歳の時に腕を骨折し、行った病院で手術をする事なく、骨がズレた状態でギプスで固定されてしまいました。

 

その後、70度のズレがあるまま骨がくっついてしまい、腕が曲がらない後遺症を残してしまいます。

2回の手術を経て、現在は生活に支障のないくらい腕が曲がるようになりました。

 

このブログで変形治癒が治るまでの過程を残しています。

 

■前回の骨折記録はこちらです

 

 

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C大学病院へ転院・診断

C大学病院へ転院。

この日は、レントゲンと診察を受けました。

 

C大学病院での診断は以下の通り。

 

大学病院での診断

・骨の変形治癒が見られるものの、そのままにしておくと危険な変形「外反肘・内反肘」「ねじれ」の変形は見られない。

 

・肘の変形治癒の中でも自然に戻る力が期待できる変形である。

 

・本人が「バチーン」という痛みがあると言っている所が、骨折の近辺なので今のところ神経損傷の痛みでは無さそう。

 

・神経損傷のしびれや痛みは腕の内側が痛むはずだが、そこは痛がっていない。

また、神経損傷が見られる場合は小指と薬指が曲がってきたりするが現段階ではそれが無い。

 

・これから可動域がどれだけ戻るかに期待。

ここまで戻ればいいかなという範囲まで戻るなら手術は必要無し。

 

・手術は成長期を待たなくても、神経の損傷が見られたり、生活面で不自由だとか、何か問題が起きた時点で方針を決めていく。

 

・肘は神経などが通っている場所で手術にもリスクがあるため、現段階ではしない方がいい。

 

経過観察のポイント

1.可動域がどれだけ戻るか
2.今後、神経損傷が起きないか
3.成長過程で危険な変形が起きないか

 

この3点に注目して経過観察。

何か問題が起きた時点で対応&方針を決めていく。

現時点ではすぐに手術という事ではない。

 

現時点では手術しないという言葉にまた気が遠くなるような気がしました。

そして、今までの経過を話すと、A整形外科での無理なリハビリについてこう言いました。

 

「神経損傷を起こす原因に、無理なリハビリというものがある。幸い、今の状態は神経の損傷は見られないけど、それを続けていたらもしかしたら神経をやられていたかも…。お母さん気づいてよかったですね。」

 

A整形外科の医師に怒りが湧きました。

それと同時に不幸中の幸いというか、あの時の私の直感を信じて良かったとも思いました。

 

そして、曲がらない腕のまま子供は普段の生活を送る事になります。

 

 

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3ヶ月後、骨切りの手術が決まる

その後、定期的に通っていたC大学病院。

初めの診察から約3か月後、主治医から、

 

・これ以上、手術なしで戻る事が期待できない

・現在の状態で約70度もズレてしまっている

・生活に支障をきたすレベルなので手術をする

 

 

との回答を貰いました。

突然の事でしたが、早く治してあげたいという気持が強かったため、とても安心しました。

 

主治医の先生は、このような方法で手術をしていこうと思います。

と手術の方針を話してくれました。

 

そして、

 

「今回の手術は成長期の子供の難しい手術なので、この後、トップの先生たちを集めて手術の方法を話し合いながら決めたいと思います。」

「また次回、手術の仕方については詳しくお話しますね。」

 

と言ってくれました。

C大学病院の先生は、一つ一つの決断が慎重で丁寧でした。

 

違和感だらけのA整形外科とは違い、この先生にならお任せできると安心させてくれました。

こういった診察時の直感って本当に大事です。

 

そして、この診断から1か月後、子供は骨切りの手術をする事になります。

 

 

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まとめ(大学病院への転院と診断)

ズレてくっついてしまった腕での生活はとても不自由で、リュックを1人で背負う事すらできない状態でした。

手術が決まり、不安もありましたが親としては安心しました。

 

大学病院に転院した時、最初の診察で、「正直、このミスはあまり起こりにくいから、前例があまりない。」とも言われました。

それだけ適当な処置だったんですよね。

 

最初に行く病院がどれだけ大事か。

また、小さな違和感を感じた時に、他の病院にも診てもらう事がいかに大事か。

思い知らされた気がします。

 

次は手術です。

これさえうまく行ってくれれば…と祈る思いで手術を迎えます。

 

\経過をまとめています/

 

 

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