手術レポ!1歳の子供の鼠経ヘルニア手術の入院期間・症例写真など(体験談)

うちの息子は1歳4ヶ月の時に鼠経ヘルニアの手術をしました。

生れて初めての手術で親子共にとても不安だったのを覚えています。

 

現在、子供が鼠経ヘルニアかもしれない!と不安に思っている人や、子供の手術を控えて不安な思いをしている人のために。

我が家の体験が参考になればと思い、手術や入院の詳細をこの記事にまとめてみました。

是非読んでみてください。

 

この記事でわかる事

・子供の鼠経ヘルニアの症例写真

・鼠経ヘルニアの2つの手術方法

・入院期間とスケジュール

・入院前に準備するもの

・入院期間の体験談や詳細レポート

・退院後の注意事項

 

 

スポンサーリンク

鼠経ヘルニアの症例写真(泣くと膨れる下腹部)

子供が鼠経ヘルニアだと気づいたのは1歳の時。

大泣きした時に、ちんちんの上のあたり?足の付け根あたり?が膨れる事があったのです。

 

■症例写真(1歳4ヶ月)

 

いつも膨らんでいるわけでは無いのですが、たまにこの部分が膨れていました。

しかも、必ず右側。

 

膨れている時の写真を撮って、その後かかりつけの小児科で見せると「鼠経ヘルニア」との診断。

総合病院に紹介状を書くので行ってくださいと言われ、あっという間に手術が決定しました。

 

現在、同じような症状がある方は上記のような症状が出ている時の写真を撮る事をおすすめします。

小児科でも総合病院でも、あらゆる所でこの写真が役に立ちました。

 

主治医も口頭で症状を聞くよりも診断しやすくなるし、判断ミスも起きにくいと思います。

症状が出ている時の写真は撮っておくのがオススメです!

 

スポンサーリンク

鼠経ヘルニア手術は大きく2種類

手術をするにあたって、主治医の先生から鼠経ヘルニアの手術には2種類あると説明を受けました。

そして、どちらの手術にするかを選択してくださいと言われました。

 

腹腔鏡手術

…腹腔鏡を用いてお腹の内側から手術をする方法

 

鼠径部小切開手術

…膨らんでいる所を数センチ切開して、直接手術する方法

 

夫とどちらもメリット・デメリットと調べた結果、我が家の場合は、傷が小さく・痛みの少ない「腹腔鏡手術」でお願いする事にしました。

ちなみに、主治医の先生も最近はほとんどの人が「腹腔鏡手術」を選択すると言っていました。

 

スポンサーリンク

入院の期間とスケジュール(2泊3日)

ドタバタと手術日が決まり、最初の小児科にかかってから1ヶ月も経たないうちに入院する事に。

うちの場合は、子供が1歳4ヶ月の時に手術を受けました。

 

入院の期間は2泊3日

 

親の付き添いは病院によって違いますが、うちの場合は親が24時間付き添いだったため、私が二泊三日付き添いました。

ちなみに、うちの子供が受けた手術のスケジュールはこんな感じです。

 

入院スケジュール

・入院1日目

…手術の説明や簡単な検査を受ける

 

・入院2日目

…手術を受ける。術後の処置など。

 

・入院3日目

…問題が無ければ診察後退院。

病院によって違うと思うので、ご参考までに!

 

入院前に準備するもの

入院前の準備として、病院から指示されたものは以下の通りです。

 

下着・パジャマ(3組以上)・バスタオル・タオル・歯ブラシ・割れないコップ・紙おむつ・おしりふき・ティッシュ・シャンプーや石鹸・着替えたものを入れる袋・テレビを使用する人はイヤホン

 

手術時は前開きのパジャマが必要なので、少なくとも1着は用意しておいた方がいいと思います。

そして、ここに書いてある「シャンプーや石鹸」は付き添いの親用です。

 

病院によると思いますが、うちは親が24時間付き添いの病院だったためシャワールームがありました。

子供の入浴やシャワーは退院後なので、入院中の子供には使用しません。

 

また、個人的にあって良かったものは100均のペットボトルストローです。

子供を横に寝かせたまま水分補給をする事もあったので、とても役に立ちました。

 

 

2泊3日の鼠経ヘルニア手術レポ(体験談)

ここからは、私の体験談になります。

病院によって違う所もあるかと思うので、参考までに読んでみてください。

入院1日目

・手術麻酔の説明を受ける

・血液検査、心電図検査などの必要な検査

・手術の同意書などを記入する

・夕食などの制限を麻酔医より受ける

 

入院となると、院内での居場所は狭い1人分のベッドしかありません。

1歳児と二泊三日ベッドで過ごすって…どうなっちゃうの…と不安でしたが、小児病棟にはキッズスペースがある事が多いです。

 

 

私たちが入院した病院にもキッズスペースがあったので、まだまだ元気な1日目は、ほとんどそこで過ごしていました。

1日目は子供が痛い思いをする事などは無く、息子も余裕の様子。

 

誰かが子供を見ていなくてはならないため、夫が病院内にいてもいい面会時間の午後8時までに、私はシャワーと食事を済ませました。

そして、1人分のベッドに息子と私で就寝。

 

入院2日目(手術前)

・朝、医師が抗生物質の点滴を開始

・手術前は飲み食い禁止

 

手術当日。

抗生物質の点滴をするために、息子だけ看護師さんに連れていかれました。

連れていかれた部屋の前にいると、中から泣き声が…。

 

戻ってきた息子の手には点滴が付いていました。

息子はわけがわからず、不快感から何度も取ろうとしてしまうため、タオルでぐるぐる巻きにして取れないようにしました。

 

 

入院2日目(手術後)

・酸素マスクをする

・麻酔が冷めるまでベットで安静にする

・部屋に戻ってから3時間後、状態確認後水分補給開始

・水分が飲めれば夕飯開始

・夕飯が半分上食べれたら点滴を止める

・主治医より家族への説明

 

手術が終わり戻ってくると、麻酔の影響で大泣き&大暴れ。

私が抱っこしてもおさまらず、完全にパニック状態。

 

麻酔の影響で珍しい事ではないようでしたが、少し焦りました。

しかし、ベッドに戻ると落ち着き、そのままぐっすり寝てしまいました。

 

その後、しばらく死んだように寝続けましたが、起きたので水を飲ませるとゴクゴク。

夕飯の時間は、よほどお腹が空いていたのか、いつもだったら食べないカボチャまで完食。

 

よく食べたので点滴も停止。

手術後は寝ている事が多かったので「夜寝ないかも…」と不安に思っていましたが、夜もまったく起きる事無く、ぐーっすりと寝ていました。

 

入院3日目

・退院後の治療や注意事項の説明

・主治医の診察後、点滴を抜く

・問題無ければ退院

 

この日は、明け方咳き込んでしまいとても苦しそうでした。

麻酔の影響でこういう事があるらしく、ナースコールをすると吸入器を持ってきてくれました。

吸入器からの煙?薬を吸って、子供はまた寝ました。

 

その後、起床した息子はかなり元気で、またキッズスペースで過ごす事に。

点滴の針は刺さったままですが、すっかり元気な様子に安心しました。

 

主治医の先生からもOKが出たため、そのまま退院。

こんな感じで、あっという間の二泊三日でした。

 

 

退院後の注意点

次に、病院から説明された退院後の注意点です。

いろいろと不安に思っていましたが、退院後は一度も痛いという事も無く、特に不機嫌な様子も無く、普段通り過ごせました。

傷口の注意点

✔傷口は圧迫したりこすったりしない

…オムツのゴムなどが当たらないように注意

 

✔傷口の絆創膏ははがさず、傷口が濡れないようにする

…万が一取れてしまったら、消毒し同じような市販の防水絆創膏を貼る

 

✔傷口は温めない

…軽度の痛みを感じた場合は冷やす

 

次の外来までの間、傷口はなるべく刺激しないようにします。

防水の絆創膏を貼った状態で退院するので、そのままシャワーを浴びる事はできました。

 

生活の注意点

✔腹部に衝撃のかかることは避ける

✔再診日まではシャワーはOKだか入浴はNG

✔学校や幼稚園は退院翌日から出席できるが、体育や運動は術後2週間は避ける

 

当時、子供は保育園に通っていました。

退院翌日から出席できるとの事でしたが、翌日は休ませて家で安静にしていました。

 

退院2日後からは、普通に登園。

病院からもらった注意事項を書いた紙をコピーし、念のため先生に渡しました。

 

退院4日後・外来診察

 

退院4日目に外来診察。

この時には、もうすっかり元気で病院内を走り回っていました。

 

主治医の先生に傷口などを見てもらい、問題ないとの診断。

これにて、鼠経ヘルニア手術は全て終了になります。

 

 

鼠経ヘルニア手術レポートのまとめ

当時1歳だった息子も、今や4歳になります。

手術後は、鼠径部が膨れる事もなく、痛がる事も無く、親子共に鼠経ヘルニアだった事を忘れてしまうほどです。

あの時、早めに手術してしまって本当によかった!

 

診断を受けた時、主治医の先生から「本人がまだわけがわからない年齢のうちにやった方が、ご両親も楽だと思いますよ」と言われましたが、

これは、っほんとーに!その通りだと感じます。

 

恐らく、4歳の今やっていたらもっと泣いていたし、もっと大変だったと思います。

現在、お子さんの症状で悩んでいる方は早めの受診をおすすめします。

 

今回の記事が、同じような症状で悩んでいる人や、子供の手術や入院が決まり不安な人の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

おすすめの記事