不妊治療中であると「子供は?」の質問にドキっとした経験ありますよね。
相手は世間話の延長で悪気なく聞いている質問だとわかっていても、返答に困りプチパニックを起こしていませんか? 妊活中の私もそんな感じでした。
この記事では、長年不妊治療を続けてきた私がオススメする返答2選・NGな返答・質問者の気持ちなど、詳しくご説明していきたいと思います。
私のオススメの返答が心のお守りになってくれればうれしいです。
妊活中の容赦ない「子供は?」の質問
「子供は?」「子供作らないの?」不妊治療中や妊活中の人であれば、一度は聞かれたことのあるこの質問。私の経験上、不妊治療が長引けば長引くほど、この質問をされる機会は多くなります。
実際、私も同僚に何度も聞かれ困っていました。
しかし今考えると、結婚しているのに30歳過ぎても妊娠していないとなれば、子供どうするんだろう?と疑問に思うのって普通ですよね。
「子供作らないの?」
「子供欲しくないの?」
「年齢的にもそろそろ作らないと。」
こう見ると聞かれている事って正論なんですよね。
しかし、不妊治療を頑張っているのに成果が出ないという状況であったため、この手の質問をされるとドキドキしてしまい「なんて答えよう…。どうしよう…。」と、いつもプチパニックを起こしていました。
私の体験からオススメする返答2選
28歳で結婚し33歳で出産した私は、この手の質問は数え消えれないほど受けてきました。
特に、職場の同僚や年配の方からはしつこく聞かれる事が多く、いろいろな回答を試してきました。
自分の経験から、オススメできる返答はこの2つです。詳しく見ていきましょう!
① 「不妊治療をしているんだけど授からないの」
言えるのであれば、正直が一番。
私はずっと、惨めに思われるのが嫌だったし、腫れ物に触るような存在になってしまうようで、不妊治療をしている事は仲の良い友人以外には隠していました。小さなプライドです。
しかし、しつこく聞いてくる人には「もう聞いてくるな!」という気持ちでありのままを言ってみました。
fa-check-circle子供は欲しい
fa-check-circle不妊治療をしているけど授からない
fa-check-circle今頑張ってるからいい報告を待ってて
すると、「そうだったんだ。」と言いもう二度と聞いてこなくなりました。
しつこく聞いてくる人は「不妊治療してるのか、していないのか」が気になっている人が多いように感じます。そういう相手には、正直に認めて言ってしまうのが一番効果的です。
ここでわかりやすく、正直に認めると気にならなくなるという私の経験を一つ紹介します。
■髪の毛が薄い新人
私が勤めていた職場に、20代なのに頭が薄い新人が異動してきた事がありました。
まだ若いのに薄い頭を見て「あっ、見てはいけない…。」なんて変に気を使ってしまいソワソワしていたのですが、その新人が自己紹介でこう言ったのです。
「頭が薄いのは全然いじってもらってオッケーですので!!笑」
ドッとその場が沸いて、気まずい雰囲気が無くなりました。この一言がきっかけで、逆に薄毛が気にならなくなりました。
これと同じだと思うんですよね。
隠したいという意思が見えると、探られるように思います。堂々と真実を話してしまうのも一つの手だと思います。
② 「授かりものですから」
それでも、不妊治療をしている事を絶対に言いたくないという人にはこの回答がオススメです。
この回答の効き目は抜群でしたし、後に、不妊治療をはじめた同僚も使っていました。
相手:「子供は?いらないの?」
自分:「こればかりは授かりものですから。」
この回答、見事にこれで終わるんです。
それに、なんだかおさまりが良くないですか? 惨めさや不幸な雰囲気も無く、自然に身を委ねているような大人な返し。
勘のいいひとは「欲しいけどできないのかな?」なんて思ったりして聞いてこないのですが、それでも食い掛ってくる相手には「いい報告ができれば。」と笑顔で返しましょう。完全に黙らせることができますよ!
あまりオススメしない返答
次に言ってみて逆に自分の首を絞めるようになった、オススメしない回答を紹介します。
fa-check-circle2人の時間を楽しみたいからまだいらないの
fa-check-circle子供は作らないつもり
本当は子供が欲しいのに「いらいない」「ほしくない」といった嘘の回答をする事は避けた方が良いです。
特に、子供がいる人に対してこれらの返しをすると自分の人生を否定されたと思う人もいるようで、「子供は可愛いよ!絶対に作った方がいいよ!」などと、激しく反論されたりもします。
相手が意地悪な人であれば、あんなの強がりで本当は治療してるんじゃないの?と思われて、さらに詮索されることにもなりかねません。
また、これらの回答は「嘘」であるため、掘り下げて話していくとだんだんと矛盾も生じてしまいます。「嘘」のために「嘘」を重ねるようなコミュニケーションに悩まされないためにも、これらの回答は避けた方がよいでしょう。
質問してくる人のほとんどは悪気がない
中には悪意を込めて聞いてくる意地悪な人もいるかもしれませんが、この質問をしてくるほとんどの人が悪気がありません。
例えるなら、顔に大きな吹き出物所を見つけて「ここどうしたのー?」と聞くようなテンションです。
なぜそう思うのかというと、私も若い頃にこの質問をしてしまった経験があるからです。
私がまだ23歳の新入社員だった時に、一緒に仕事をする上司で40代なのに子供がいない男性がいました。
飲み会の帰りに上司と話をしていた時、子供がいないと知り、「え!なんで子供つくらないんですか?!」と、普通に聞きました。
上司はドキッとしたような顔をして、「できなかったんだよ。」と、ニコっと笑って言いました。
その返答に私も勘づき、二度とその上司に子供の話をする事はありませんでした。
本当最悪です。デリカシーのないやつだと今でも反省しています。
今だったら絶対にありえない質問なのですが、それは年齢を重ねたことと、長年不妊治療を経験したからわかる配慮です。
気づく機会の無い人が、このような質問を悪気なく言ってくる事もあるだろうな。と想像できます。
相手にとって、この手の質問は「他愛のない世間話」です。必要以上に悩まないようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
① 妊活中であれば、何度も「子供は?」の質問にさらされる
② おすすめの返しは「欲しいけどできない」か「授かりものですから」の2つ
③ 子供はいらないと嘘をつくのは後々自分が苦しくなるのでオススメしない
④ 質問してくる人は、他愛のない世間話として質問してくるので必要以上に悩まないように!
妊活中や不妊治療中であると、この手の質問に悩む事も多いと思いますが、答えを用意していれば少しは安心ですよね。
しつこくいろいろ聞き返してくる人には「いい報告ができれば。」これで締めくくれば間違いないです。
質問してくる人は、何の気なしに聞いてくるだけなので必要以上に落ち込んだり悩まないようにしましょう。私のオススメの返答が心のお守りになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。