そんなにいいか？！黒澤明の七人の侍を見た感想と分析と無料で見る方法

スピルバーグもジョーズルーカスも！数々の名だたる映画人が大絶賛！

アベンジャーズもレッドクリフもオーシャンズイレブンも、七人の侍の真似だと？！

「こりゃ事件だ。どんなに素晴らしい映画なのかこの目で確かめないと！」

と思い、先日黒澤明監督の「七人の侍」を見てみました。

実際に見てみた感想と世界中で絶賛される理由を分析、七人の侍を無料で見る方法もご紹介しています。

世界中が絶賛！黒澤明の七人の侍とは？

■あらすじ

麦の刈り入れが終わる頃、ある農村は野武士たちの襲撃に怯えていた。
長老・儀作は、村を守るために侍を雇って対抗することに決意する。
やがて食い詰めた7人の浪人が集まり、怯える村人たちと騒動を起こしながらも、戦に備えていくのだが…。

引用：U-NEXT

世界中が大絶賛する黒澤明監督の七人の侍。

あの有名な「マッドマックス」「アベンジャーズ」「オーシャンズ・イレブン」などは、七人の侍を真似したとも言われていますよね。

名だたる映画監督を虜にしてきたこの作品。世界で最も評価されている日本映画です。

ここに紹介した逸話は、ほんの一部です。

そういえば、映画ラストサムライの監督も「七人の侍を見て映画監督を目指した」とも言っていたっけな～。

まぁ、こんな話がゴロゴロあるんですわ。

黒澤明監督の七人の侍を見た経緯と感想

私が七人の侍を見ようと思った経緯は、子供と「KUBO-クボ 二本の弦の秘密」というアニメの映画を観た事にはじまります。

まぁ、これがなかなか面白い作品だった。

アメリカで作られた映画なのに、ガッツリ日本がテーマで珍しいな…と思い気になって調べてみると。

とな。

私は「でた…また黒澤明の七人の侍か…」と思いましたね。

なんとなく白黒映画を見る気にはなれず、ずっと見ていなかったのですが、「日本人の私がこの作品見ていなくていいんかい！」と思い先日見てみることに。

見た感想としては、なっかなかの長編映画（3時間27分）なのですが普通に面白かった。

長いけど最後まで飽きることなく一気に見れてしまう。

そして、一番気になったのが三船敏郎が主役かと思いきや、すんごい存在感の人がいる。

半端じゃない。喋っていなくても座っているだけでもすんごいオーラ。

「なんなんだあの人は…。」

まぁ、素人が見た感想としては、「普通に面白い映画だけど、なぜにここまで大絶賛されてるの？！」という感じ。

でも俳優陣の演技力は本当に素晴らしいですね。

白黒映画なので派手な装飾や演出などは皆無。

俳優陣は演技力のみで、あれだけ役の背景やストーリーを感じさせてくれるのは素晴らしいと感じました。

七人の侍が傑作と言われる理由を分析

鑑賞後いろいろな人の意見や書き込みを調べて、世界中で絶賛される理由を自分なりに分析してみました。

分析した結果、やっぱり唯一無二のすごい映画だわ。

志村喬演じる島田勘兵衛の圧倒的な存在感

素人でもわかる凄さはこれだと思います。

三船敏郎が主役と思って見ていたのですが、「なんなんだ…あの俳優は…。ただものではないぞ。」

志村喬のものすんごい存在感。

部屋の奥の方に微笑んで座っているだけでも、信頼のおける人格者という人柄が伝わってきます。

この映画の素晴らしさはこの俳優さんの要素が大きい！

恐らくラストサムライの渡辺謙の役は、七人の侍の志村喬にインスパイアされているんだろうな。

七人の侍を見て映画監督を目指そうと決めたという エドワード・ズウィック 監督ですが、「映画監督になって、志村喬が演じる島田勘兵衛を撮りたかったんだな…」と、私は感じました。

俳優陣の演技力

とはいっても、この映画はやはり三船敏郎の演技力がすごい。

三船敏郎演じる菊千代の荒々しさと、クスっと笑えるユーモアは「三船敏郎って本当にこういう人なのでは？」と思えるほど馴染んでいます。

走り方、歩き方、動作の1つにしてもキャラクターが立っているんですよね。

さらに、これは登場人物全てに言えます。

細かい動作の1つでも、どういう人物なのかスッと入ってくる。

これは黒澤明監督の鬼指導のたまものかもしれませんが、本当に出演者の演技力は素晴らしい。

群衆の使い方や動き方・天気の使い方

チャップマン大学で映画を教えるデービッド・デサーによると、「黒澤監督の映画の群衆の使い方や、アクションシーンでのスローモーションの使い方などは後のアメリカ映画に多大な影響を与えている」と言います。

黒澤明監督の映画を評価している海外のメディアなどを見ると、群衆の使い方や映像美を褒めている記述をよく見るんですよね。

そう言われてみてみると、群衆がワーッと集まったり、サーっと散ったり細かく動いているではないか！

後は、天気の使い方がうまい！

私が特に印象に残っているのは悲しいシーンでの演出。

雨がポツポツ振り出した事で群衆が次々にはけていき、人がいなくなることで映像が寂しくなっていきました。

こういった細かい映像美も、作品の素晴らしさの要素なんだと思います。

なぜか映画を見切った感が無い！（見るたびに発見がある映画）

これは私が感じた事なのですが、この映画ってストーリーが複雑すぎてなぜか見切った感が無いんです。

他の映画には無い不思議な体験。

侍が野武士と戦う話なのですが、そんな簡単な話ではありません。

ストーリーの中には友情、恋愛、悲しみ、尊敬、人間ドラマなどなどいろんな要素がありすぎます。

しっかり集中して見たはずなのに、なぜかどんな話だったか思い出せないんです。

有名な監督が何度も何度も繰り返し見て「見るたびに発見がある」と言っているのも納得。

恐らく、何度も見返してはじめてこの映画の凄さがわかるのかな。

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七人の侍について好き勝手語らせていただきましたが、気になるなら絶対一度は見た方がいい映画ですね。

世界中で大絶賛されている理由を是非ご自身で分析してみてください！

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